INTERVIEW とにかく自分のやりたい仕事、世の中に役立つ仕事がしたかった

株式会社モビリティワークス
西 利也様

起業の動機、きっかけ

とにかく自分のやりたい仕事、世の中に役立つ仕事がしたかった

1社目のIT企業を設立したときは、特に深い動機はなく、とにかく自分が楽しいと思える仕事がしたいと思っていました。年齢を重ねる中で世の中に役立つ仕事がしたいと思い、モビリティの企業を2社目として立ち上げました。

2社目の具体的なきっかけは、町田市の高齢者が多い地域向けにアプリ制作を検討していた際、住民の方からかけられた「ITより乗り物が欲しい」という切実な一言でした。情報を集める中で、グリーンスローモビリティというものを知り、低コストで機能が充実したものは日本ではどこも提供していなかったので「じゃあ自分で作ろう!」と思い、会社を立ち上げました。

起業で苦労したこと、悩んだこと

苦労を苦労だと感じない

サービス設計をしていく中で苦労は確かにあるが、自分がやりたい仕事であれば、苦労しているという感覚も感じづらいのではないかと思っています。だから起業する際は、自分がやりたいことを選ぶことが重要だと思います。

私の場合は、世の中にないものを作り出すゼロイチが好きなので、仕事をする際はその観点で取り組むようにしています。また、やりたいことは周りの人にドンドン伝えることが大事だと思います。そうすることで興味を持つ人達が集まり、1人で悩んだりすることを減らせるのではないかと思います。

起業して良かったこと

すべてを自分で決められる

すべてを自分で決めて、すぐに行動に移せるというところが、起業の良いところであり、メリットだと思います。私も実際にそれを体感してきました。

モビリティの話でいうと、起業という選択肢があるからこそ、まったく経験のない私でも車を作れるんだというポジティブな決断ができたのだと思います。また、様々な課題が出てきてもすぐに決断して、すぐに行動することで、いろいろな壁を乗り越えることができました。

入居理由

町田がビジネスに最適だと考えているときに、センターに出会ったから

町田を拠点にしたのは、単純に住んでいたからという理由もありますが、「街が充実していて人が多く、自然もあって住みやすい」という町田の地域性が、ビジネスに最適だと思ったからです。

そして、そんな地域にある町田新産業創造センターが起業支援をしていると知って、「起業するなら絶対ここに入居しよう!」と思いました。加えて、町田の起業セミナーに出たことも入居するきっかけでした。

入居して良かったこと

いつでも相談できて頼りになる

いつも資金調達や販路開拓などの相談に乗ってもらい非常に助かっています。

特に補助金の申請では、有益なアドバイスをもらい、ブラッシュアップしてもらっていうます。そのおかげで、グリーンスローモビリティの制作の際にも補助金を活用することができました。その他、借入での資金調達の話も安心して相談することができます。

今後の目標

新たな視点を取り入れながら、グリーンスローモビリティを普及させたい

グリーンスローモビリティは、環境にやさしい移動手段として、国や自治体が積極的に推進しているため、今後も日本全国に広く展開していきたいと考えています。現在は、観光などでもグリーンスローモビリティが活用される機会が増えています。しかしながら、認定を受けていないモビリティが使用されているケースも多いため、事故を未然に防ぐためにも自社のモビリティを早く普及させたいと考えています。

また、今後は自分だけの力でなく、若者の新たな視点も積極的に取り入れながら、グリーンスローモビリティが気軽に使用される世界を作り上げていきたいと思っています。

株式会社モビリティワークス

やさしい次世代モビリティを提案します