INTERVIEW 日本の映像産業に革新を

Tokyo New Cinema
木ノ内 輝

起業の動機、きっかけ

想いを共有できる仲間はいた。でも、人脈もない、経験もない、もちろん資金もない。

ハーバード大学医学部研究室で研究を続けていたときの、起業家を始めとする様々な人との出会い。その中で、失敗するコストよりもチャレンジしないコストの方が高いことを学んだ。映像制作を通じてグローバルに事業を展開する。その夢を実現するための手段として創業というチャレンジの道を選択した。

起業で苦労したこと、悩んだこと

クラウドファンディングを利用して資金集め

新しい映像制作会社が資金を調達できる手段は限られていた。成功する自信はあったが、事業計画を説明しても金融機関はなかなかお金を貸してはくれない。そんな中で、クラウドファンディングを利用して資金を集めて映画制作を行った。評価を得られる映画を作りながら実績を積み上げることで応援してくれるファンもできてきた。そして、ファイナンスに強い仲間も経営陣に入った。まだまだこれからのことも多いが、チャレンジすることを忘れずに取り組んでいきたい。

起業して良かったこと

お互いに人として信用できる仲間が集まった

創業メンバーも後から加わったメンバーも、それぞれが持つプロフェッショナル要素を出しながら仕事に取り組んでいる。活発な意見交換も多く、お互いに人として信用できる仲間が集まったため会社の雰囲気は非常に良い。悩むことも多いが、成長のスピードを肌で感じることができることで「やりがい」や、「モチベーションアップ」につながる。しがらみがない中で業界に飛び込んだが、そのことが時代の変化に対応できる社内文化も作り上げてきたように感じる。

入居理由

困らない利便性とセキュリティ

法人化する際に事務所を構える場所として六本木や渋谷も候補地としていたが、ビジネスモデル的に場所にこだわる必要性は無かった。創業メンバーの住まいが町田に近かったことや、都心や横浜へのアクセス、市役所・法務局等の公的機関や金融機関にも近く、買い物や食事にも困らない利便性の高い立地。そして、施設のセキュリティや365日、24時間利用が可能なことなどを考えて入居を決めた。

入居して良かったこと

資金繰りや財務に対する考え方など別の視点からの意見を聞けることは貴重

年2回行われるインキュベーションマネージャーとの面談が正直面倒だと思うことがある。特に忙しいときはなおさら。しかし面談のなかで、資金繰りや財務に対する考え方など別の視点からの意見を聞けることは貴重なことだと思う。これは、センターに入居している他の先輩創業者からの意見も同様。金融機関出身のスタッフや、業種も年齢も異なるビジネスの先輩が周りにいる環境は、様々なアドバイスを得られるだけではなく、仕事の依頼も含め実務面での協力を得やすいため非常に良い点だと思う。

今後の目標

グローバルで勝負できる日本の映像制作会社

今はまずステークホルダーやパートナーとの連携強化により継続的に利益をあげられる体制に整えていくことを優先する。ただ、本来の目的はグローバルで勝負できる日本の映像制作会社となること。そのために、守りを固めるのではなく、チャレンジャーとして取り組んでいきたい。また、会社組織としては、いろいろなスキルを持っている社員をバランスよく増やしていくことと、会社がそれぞれの個性や理想を活かせるプラットフォームとなることを目指す。そして、その結果として、ステークホルダーやビジネスパートナーともwinwinの関係性が築けるようにしていきたい。

Tokyo New Cinema TEL 042-720-1024

「世界品質を東京から」をミッションとする映像制作会社。東京国際映画祭、カンヌ国際映画祭で評価を得られているほか、2018年5月公開の「四月の永い夢」は第39回モスクワ映画祭にて国際映画批評家連盟賞・ロシア映画批評家連盟特別賞をダブル受賞するなど国内外で評価をされている。評価された映画づくりのノウハウを活かした品質と、中間マージンによるコスト発生を抑えることで「低価格」「高品質」なCM、MV、PR動画の制作も行う。2019年11月、新作となる「わたしは光をにぎっている」公開予定。